カーペット

カーペットの代表的な種類

ダニ問題で一時肩身の狭かったカーペットですが、やさしいテクスチャーは捨てがたいものがあり、インテリアの面積比も大きいので、カーペットが本来持っている「防音性」「断熱性」「防滑性」「防塵性」に再度注目されて来ています。

●ウィルトンカーペット
18世紀中、イギリスウィルトン地方で始まったカーペット、19世紀にジャガード織機ができた。
パイル密度が細かく地経系、緯経、覆縦系で交差するように強く締め付けるのでパイルの抜けがなく耐久性がある。
2色〜5色の色使いができる。
 

●アキスミンスターカペット
ウィルトンカーペットと同じ製法の織カーペットだが多色使いができる。
グリッパー・アキスミンスター・・・・8色〜12色

スプール・アキスミンスター・・・・原理的に無制限の色使い高級デザインカーペットとしてホテルの宴会場などに使用。
 

●タフテッドカーペット
基布に刺繍のようにミシン針でパイルを刺し込んでゆき、パイルの抜けを防ぐため、裏面に合成ゴムラテックスを塗り、化粧裏地を貼りつける。
アメリカで開発され、従来のカーペットの30倍の生産速度を誇る。

●フックドラグカーペット
製法は、タフテッド・カーペットと同じだが、一本の刺繍針で、パイルを刺しこんでゆく手工芸的な方法。
ハンドタフテッドとも呼ばれ、自由な作品が作るマットや壁掛け、大きいものは、劇場の緞帳なども製造可能。

●ニードルパンチカーペット
表面がフラットな不織カーペット、「ニードルパンチ」とも呼ばれる。
ウェブという短繊維を薄く広く伸ばしたものを重ね合わせ、多数のニードル(針)で突き刺してフェルト状にする。
裏面は、ラテックスコーティングされ、カットが自由、価格も安価。

●タイルカーペット
基本的に50センチ角の基布の上にナイロンやポリプロピレンなどのパイル(表面を形成する糸の束)を貼って裏にはバッキング材を合わせる。
遮音性に優れ、施工が容易。
ループタイプからカットタイプ、柄物、ゴルフ練習場などで使われる様な物まで、いろいろある。
最近は住宅用もあり、バッキング材にソフトな物を使っている。

カーペットの特製・機能はこんなにいろいろ 
ウールはお部屋の空気を浄化します。
●ウールカーペットは、ハウスシック症候群の原因といわれるホルムアルデヒドや
二酸化硫黄を大量に吸着し、快適な空間を保つ効果があります。
  
●汚染物質と化学的に結合し、それをウールの内部構造に閉じ込めてしまうため、1度吸い込んだ汚染物質を外部に放出することがありません。

毎日使うものだから、生活シーンに合わせて,機能を効果的に利用したいものですね。快適な空間演出の為にお役立て下さい。

トリプルフレッシュ加工
トリプルフレッシュ加工の3つの消臭効果
ホルムアルデヒドをはじめ、タバコ臭、生ゴミ、トイレ、ペットの臭いなどの生活臭を、消臭(吸着・分解)する、世界で初めての消臭加工です。